田舎のバドミントン研究所

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小学生も筋力(ウェイト)トレーニングするべき?デメリットなど

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研究員のたのまるです

ジュニアのチームの選手や我が子がスポーツを行って成長する姿を見るのは、とても嬉しいものです
大会で上位に進出なんてことになれば、「もしかしてうちの子、天才?」なんてことも思う事でしょう

さらにレベルアップさせようと、普段の練習以外に過度なトレーニングをさせていませんか?

今回は、小学生に対してウェイトトレーニングを課すことの是非と、子どもへの影響について確認してみたいと思います

小学生に過度なウェイトトレーニングはNG

小学生の時期は成長期に当たり、骨端軟骨が急激に成長し骨が伸びていきます
骨端軟骨はとても柔らかく、過度な負荷をかけると損傷してしまうことがあります
そのため、小学生の時期に過度な負荷がかかるトレーニングは避ける必要があります

知り合いのバレーボールチームに所属している女子でオスグッド病になってしまった子がいます
これは、過度なトレーニングが原因で起こる症状で、ジャンプや急な停止動作、ボールを蹴る動作を繰り返し行うことで軟骨部分に炎症が起こってしまうものです
これが発症してしまうと、収まるまでしばらくの休養(安静)と、ひどい場合は手術による治療が必要になります

練習を頑張って行った結果としては、本当に残念でかわいそうなものでした

もし、小学生のスポーツ活動にかかわる機会がある人(子どもの親も)は子どもの身体の様子を注意深く見守る必要があります

特に成長期で身長が伸びている時期には、過度な負荷を与えるようなトレーニングを行わないようにしましょう

適度な負荷を与えるトレーニングを!

過度なトレーニングを行わないようにすることは大切なことですが、競技を行う以上、全く負荷を与えないというわけにはいきません

適度な負荷・適度な量であれば、筋肉や骨を刺激し体の成長を促します
また、身体動作を必要とする技術の習得や、体の柔軟性を向上させるのに最適な時期でもありますので、適度なトレーニングは積極的に行うべきものです

小学生が行う筋力アップのトレーニングとしては、自重を負荷として利用したものを行いましょう

腕立て伏せや腹筋・背筋、体幹レーニングなどを無理のない範囲で行うことが有効だと考えます
かける負荷としては、1人1人差がありますが、だいたい20~30回くらいで疲労感が出る程度の負荷になるように調整します
腕立て伏せが苦手な子供は膝を付けて行うなど調節してあげてください

ただし、回数は目安的なものなので、最初は何回でも続けられそうな軽い負荷からのスタートでも問題ありません
ケガのないように安全を優先させて徐々に負荷や回数を増やしていくとよいと思います

別のスポーツを用いてのトレーニン

例えば、バドミントンを競技として練習している子供は、バドミントンでしか使わない筋肉にしか刺激がありません

そのため、体の筋肉のバランスが崩れてしまったり、左右の筋力が異なる状態になってしまうこともあります

そこで、バドミントン以外の競技を行うことで、全身の筋肉をバランスよく成長させることができると思います
例えば、水泳やバスケットボールなどの競技を用いることで普段使わない部位を刺激し、結果的にバドミントンの競技力の向上も期待できます

まとめ

子どもの競技力を向上させたいという気持ちはだれしもあると思いますが、過度な負荷を与えることでのデメリットはとても大きいものです

子供の成長に合わせて適度な負荷を与えるトレーニングを行ってください

腕立て伏せや体幹レーニングなど自重を利用したトレーニングを中心に行いましょう

筋力のUPだけではなく、柔軟性や関節の可動域を広げるようなトレーニングも併せて行いましょう

以上

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