【シャトル】バドミントンのシャトルの番号はどういう意味?飛び方が変わる?
研究員のたのまるです
バドミントンの競技用のシャトルが入っている筒のふたに「3」とか「4」の番号がついていると思います
今回は、この数字の意味を紹介します
バドミントンのシャトルについている番号の違いは、飛び方の違い!
クラブで練習をしていて、「なんか今日はエンドラインを超えるアウトが多いな~」、「シャトルが重く飛びが悪く感じる」など
違和感を感じることはないですか?
おそらく、気温に対して使うシャトルが合っていないことが原因です
シャトルについている番号は、温度表示番号(通称 飛び番号)といい、使用する気温によって使い分ける必要があります
シャトルの温度表示番号の数字が大きくなるほど飛びやすくなり、水鳥製のシャトルでは番号が1つ変わると約30cm飛距離が変わります
30cm飛距離が変わると、クリアやスマッシュなどを打つ時の感覚は大きく変わります
シャトルの番号ごとの適応温度はこちら
各メーカーで若干設定が異なっています
よく大会で使用されるYonexは以下のとおり
2 27~33℃
3 22~28℃
4 17~23℃
5 12~18℃
ゴーセンは以下のとおり
2 28~32℃
3 23~27℃
4 18~22℃
5 13~17℃
同じシャトルを使用すると気温が高いと遠くまで飛び、気温が低いと飛ぶ距離は短くなります
そのため、夏場は気温が高く飛距離が出るので、飛びにくい2番を使用
冬場は気温が低く飛距離が出なくなるので、飛びやすい5番を使用する
など気温によって使い分けます
なるべくなら3とか4くらいの環境でバドミントンを楽しみたいものですw
実際、練習では3か4を使うことが多い気がします
大きな大会では試し打ちによって使用するシャトルを選んでいる
日本バドミントン協会の競技規則では大会時におけるシャトルの選び方を次のように規定しています
第3条シャトルの試打
第1項
シャトルを試打するには、プレーヤーはバックバウンダリーライン(コートのエンドライン)上に打点が来るようにして、全力のアンダーハンドストロークで打つ。
シャトルは上向きの角度でしかもサイドラインと平行になる方向で打ち上げられるものとする。
第2項
正しいスピードのシャトルとは、バックバウンダリーラインの手前530mmから990mmまでの範囲内に落ちたものをいう。
つまり、
コートのエンドラインからネットを越える方向に思い切り打ちあげ、反対側のエンドラインの手前530mmから990mmまでの範囲内に落ちたものを適したシャトルとするという意味です
あまり大きな大会に出たことないので、この光景は見たことがなかったのですが、準備の段階で行われているのかもしれません
まとめ
・シャトルについている番号の違いは飛び方の違い
・番号が大きいと飛びやすくなる
・暑いときは飛びやすいので、飛びにくい小さい番号のもの
・寒いときは飛びにくいので、飛びやすい大きい番号のもの
・大会によっては試し打ちをして使う番号を決めてる
練習ではあまり贅沢は言えないけど、なるべくなら飛び方が合ったシャトルを使って練習したいものです
とくに、大会前の練習では大事になってくると思います