田舎のバドミントン研究所

バドミントンがうまくなりたい研究員の記録

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【バドミントン】素振りのススメ

研究員のたのまるです

突然ですが「素振り」してますか?

最近たのまるが力を入れているトレーニングに、「素振り」があります

素振りは初心者がやるものじゃないの?なんて思った人はいませんか?

以前はたのまるもそう思っていました

中学生の時にバドミントン部に入部して最初にしたのが、素振りでした

コートが1面しかなくて初心者が入ることができなかったので、時間つぶしにやらされている感じでした
指導者がいないため、正しいスイングを教えてくれることもなく、ひたすら素振りです

でも実は、正しいやり方で素振りをすることは、バドミントンの上達に非常に有効な方法だと気づきました

今回は上達するための素振りの仕方を確認したいと思います

バドミントンの素振りの効果

バドミントンの素振りをする目的としては、
・正しいフォームの習得
・筋力の強化
があります

そのほかにも、試合前のウォーミングアップとして素振りをすることは非常に効果的です
(体が温まってから行いましょう)

badminton-step.hatenablog.com

素振りで正しいフォームを習得

バドミントンを始めたいと思う人の多くは、少し試した時にシャトルを打ち合うことが楽しく感じた人だと思います

競技として練習を始めると、すぐにシャトルを打ちたくなると思いますが、「ちょっと待ってください」

そのフォームは正しいフォームですか?

はじめはラケットをシャトルに当てることばかりを気にしてしまい、めちゃくちゃなフォームになってしまうことが多いです

正しいフォームを身に着ける前にシャトルを打つ練習ばかりしてしまうと、初心者っぽいフォームが癖になってしまい、それを直すのに苦労します

オーバーヘッドストロークで参考になる動画です(前半は細かい説明で、5:00頃から素振りの動作がわかりやすい部分になります)


オーバーヘッドストロークの基本_能登則夫のバドミントン上達育成法

地味な練習に見えますが、シャトルに合わせる必要がないので常に同じフォームで振ることができ、正しいフォームを体に覚えこませることができます
回数は、50回を2~3セット程度から始めて、慣れてきたら100×3セットなどと増やしていってもいいと思います

打ち方が初心者っぽいかそうでないかの違いは、手首を内側に回す「回内」ができているかどうかです
回内を意識して素振りを行い、脱初心者を目指しましょう

バックハンドに関しては手首を外側に回す「回外」になりますので、バックハンドの素振りを行うときはこの回外運動を意識しましょう

素振りで筋力強化(中級者以上)

ある程度素振りを繰り返して、どのショットも正しいフォームを身に着けたかな、と思っても「素振り」をやめてもいいわけではありません

フォームは結構きれいなのに、スマッシュがあまり早くない
ハイバックが遠くまで飛ばない

などなど、初心者でなくてもうまくいかないことがあると思います
この原因の多くは、筋力の不足です

しっかりしたショットを打つために必要な要素は、正しいスイングと打つのに必要な筋力(スイングスピード)です

正しいスイングフォームを身に着ける方法として素振りが効果的だという話をしましたが、そのショットに必要な筋力を鍛える方法としても素振りは有効です

腕だけで打っているように見えるコンパクトなスマッシュがめちゃくちゃ速い人や、ドライブがしっかり打てている人は回内、回外の動作に必要な腕の筋力が十分にあります

普段やっているトレーニングとしては、先ほど紹介した回内、回外に重点を置いたスイングをひたすら繰り返す素振りです
足は使わずに、上半身だけでコンパクトに回内を意識したスイングを繰り返します(100×3) 同じようにバックハンドでも回外を意識してコンパクトに素振りをします(100×3)

フォア・バックともにオーバーヘッド、サイドを行い、バックの方はスマッシュレシーブを意識したスイングを行うことも有効です

回数は目安ですが、筋肉が疲れてきつくなるまでやると効果的です
でも、腱鞘炎がある人や、痛みが出そうなときは無理せず中止しましょう

素振り以外のトレーニングでも腕の筋力の強化はできますが、やはりバドミントンの動きに合ったトレーニングとしては素振りをおすすめしたいです

上達のための素振りについて確認しましたが、たのまるの経験からの話ですので、参考程度に読んでもらえれば幸いです

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