バドミントンの試合で勝つためのメンタルについて
研究員のたのまるです
タイトルに試合で勝つためのメンタル!なんて大げさなことを書いてしまいましたが、たのまるがいつも試合に臨むときに持っている考え方です(ご了承ください)
バドミントンの試合で、自分より格下だと思っていた相手にあっさり負ける
強い選手と一回戦で当たりアンラッキー・・・ 結果はやっぱりぼろ負け・・・
なんて経験はありませんか?
その原因は試合中の思考、つまりメンタル面での弱さが出た結果ではないでしょうか?
試合本番で日ごろの練習の成果を発揮するためには、身体的な準備のほかに精神面を整える必要があります。
今回は、バドミントンの試合で勝つためのメンタルについて確認してみたいと思います
身体的な準備(ウォーミングアップ)についてはこちら
badminton-step.hatenablog.com
バドミントンでのメンタルの重要性
競技スポーツをやっている人はわかると思いますが、技術力や体力だけを強化しても試合に勝つことはできません
試合に臨むときの気持ちの持ち方で、実力を発揮できるかどうかが決まってきます
今回は、
・自分より格上と思われる相手と対戦するとき
・自分より格下と思われる相手と対戦するとき
・緊張しすぎている場面
の意識について簡単なコツみたいなものをお伝えしたいと思います
自分より格上の相手との対戦時
大会の試合前に対戦相手の練習を見て、ものすごいスマッシュや正確なレシーブを見て戦う自信がなくなったことはありませんか?
チームメイトから対戦相手について「強い相手だね~」 なんて言われて戦意喪失なんてことも・・・
こんな状態で、自分より強いといわれている相手に勝てる確率は限りなくゼロに近いのではないでしょうか
そんな状況で有効な思考は?
「自分より強い相手との対戦を楽しむ!」ことです
自分より上手な相手だ、ということを認識しつつも、決して「絶対に勝てない相手だ」と思わないことが重要です
周りの人たちは、自分より対戦相手の方が強いと考えているんだから、たとえ負けたとしても自分としては何も失うものはありません
相手に一矢報いて、周りの人たちを見返してやるというような気持ちで、どちらかというとリラックスしながらも心の中では燃えているようなイメージです
これは、練習での試合の時も同じです
強い人は手を抜いてくることもありますが、頑張って相手を本気にさせようという気持ちで試合に臨むことが大切です
自分より強い人との対戦は、戦術やメンタルの面で有効なトレーニングになり貴重なものです
強い相手だという事で戦意を喪失することなく、思い切りぶつかっていきましょう!
自分より格下の相手との対戦時
先ほどとは逆に、対戦相手が自分より格下だと感じてしまうと、つい油断をして手を抜いたり、普段しないような難しいショットを打ってミスをしたりしていませんか
普段の練習では様々なレベルの人と一緒に練習していると思いますが、弱いと思う相手に対して手を抜いてしまう癖がつくと、試合本番でも同じような思考に陥ることがあります
このような思考で試合に臨むと、自分のミスで点差が開いた場合や、相手が予想以上に手ごわかった時に焦りがでてしまい、試合中に気持ちを挽回できず敗退する可能性が高いです
相手が格下であっても「常に自分の最高のプレー」を心がけることが大切です
これは、練習での試合中も継続する必要があります
どんな相手との対戦時にも、常に相手の苦手なコースはどこか? ミスを最小限にする!など、自分のベストを意識しましょう
そもそも、格下の相手だからと手を抜くのは失礼だと思います
(ただし、圧倒的な差がある場合はケースバイケースで、相手の練習のためにという事であれば別ですが)
試合中に緊張しすぎてしまった場面
団体戦の決勝戦、自分が勝てば優勝という場面では、普通の人であれば少なからず緊張します
たのまるはサーブする手の震えが止まらず3連続でサーブミスをしたことがあります
試合は一進一退のファイナルセット
手の震えを止めたのは仲間のこんな言葉でした
「緊張してる暇があったら、試合に集中しろ」
今聞いてもそんなにピンとくる言葉ではないのですが、その時は「勝たなきゃ」「絶対負けられない」という呪縛から解き放ってくれました
たしかに、その試合での自分は「勝たなきゃ」というプレッシャーに包まれ、対戦相手が全く見えなくなっていました
普段だと、サーブを打つときは相手の構えを見て、コースを変えたり、タイミングを変えたりしていたのですが、その時は、自分のラケットの振り方や持ち方だけを気にしていたような気がします
その仲間が言った通り、試合に集中できてなかったのです
「精神的に緊張する」と「集中力を高める」というのはなんか似ているように感じますが、バドミントンの試合中のパフォーマンスとしては全く違うものになります
自分より格上、格下の相手との対戦時にも通じますが、
「バドミントンを楽しむ」
「自分のベストなプレーをする」
ことを意識することで試合に集中することができます
まとめ
・格上の相手との対戦を楽しむ!
・格下の相手でも手を抜かず、最善のプレーを意識する !
・緊張しそうになったら、相手をよく見て、バドミントンを楽しみ、試合に集中する!
以上、偉そうに書きましたが、実際の大会の時は強力な対戦相手にくじけそうになるし、緊張でミスをすることもあります
自分への反省も込めて、自分の思っていることを書いてみました
【バドミントン】定番の練習用シャトルを紹介します
研究員のたのまるです
バドミントンのクラブを運営していくうえで重要になってくるのが、練習場所となる体育館の確保とコストパフォーマンスに優れたシャトルの選定です
今回はその中でもシャトルの選定について考えてみたいと思います
たのまるが所属している地元のクラブでも、シャトルの選定は定期的に議論になります
「今のシャトルは安いけど壊れやすい」
「壊れにくいシャトルにすると値段が高すぎる」
「安くて壊れにくい気がするけど、飛び方に癖がある」
などなど、メンバーの意見を聞けば聞くほど、どれにしていいか迷ってしまいます
たのまるが所属しているクラブでは、参加者から1回あたり500円の参加費を払ってもらっています(約2時間の練習)
この金額で、基礎打ちと試合形式の練習に必要なシャトルを準備する必要がありますが、財政的にはいつもぎりぎりのところでやっています
それでもこれまで20年以上なんとかクラブが存続してこれています
これまで、いろいろなシャトルを使ってきた経験から、品質、コストの面で社会人のチームで使用するのにちょうどよいシャトルを紹介したいと思います
バドミントンの練習に使用するシャトル
バドミントンの練習、特に試合形式の練習がメインの社会人クラブで使用するシャトルは次のような要件を兼ね備えている必要があります
・シャトルの飛び方が安定していること(協会の検定球が望ましい)
・耐久性が優れていること(壊れたとしても基礎打ちで使用できるような壊れ方をする)
・値段が可能な限り安いこと
これらの条件をみると、どれも重要な項目であるため、これらのバランスが取れたコストパフォーマンスの高いシャトルを選ばなくてはいけません
実際に使っているシャトルは?
エアロセンサ700
試合前や、会計的に余裕のある時期は、若干値段が高めですがヨネックス製のエアロセンサ700を使用しています 1ダース3800円位で購入しています
このシャトルは、日本バドミントン協会第2種検定合格球で、ニューオフィシャルには及ばないものの非常に安定した飛び方をします
壊れ方については、ロットによって若干の違いはありますが、試合では厳しいものでも基礎打ちやノックなどの練習球として使うことができる壊れ方をします
(ロットによっては羽がちぎれやすいものがあり、基礎打ちが厳しいときもあります)
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スノーピークSP404
このシャトルは、クラブが財政難の時に知り合いに教えてもらって使用しているものです
中国製のシャトルで世界バドミントン連盟BWF公認試合球になります
以前同じメーカーのものを使ったことがあったのですが、エアロセンサ700を使い始めてからはしばらく使ってなかったメーカーです
以前のものから若干デザイン(型番)が変わっていました
このシャトルのいいところは、1ダース2600円程度で買えるため、ヨネックスのエアロセンサ700より1ダース当たり1000円も安く済みます
また、飛び方は若干ヨネックス製のものより飛ぶ感じがしますが、安定しているため、飛び番号を調整することで問題なく使えます
エアロセンサ700の飛び方に慣れていると若干違和感がありますが、しばらく使い続けていると慣れてきて気にならなくなります
シャトルの壊れ方は、これも若干ロットによって差があるように感じるのですが、エアロセンサ700よりも壊れやすいと思います
それでも、年間100ダース弱使用しているので、年間通して置き換えると100,000円も安くなることになります
この差は本当に大きいです
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まとめ
バドミントンクラブを運営するうえで、シャトルの選定はとても迷うところだと思いますが、今回紹介した2種類のシャトルはたのまるが実際に使ってみてよかったものなのでぜひ試してみてください
・エアロセンサ700 日本バドミントン協会第2種検定合格球
・スノーピークSP404 世界バドミントン連盟BWF公認試合球
今回紹介したシャトルを選ぶことで、クラブの運営が楽になるきっかけになれば幸いです
また、こっちのシャトルのほうがいいよ~なんて情報がありましたら是非教えてください!!!
バドミントンの試合前にはどんなウォーミングアップをすればいいの?勝つための準備!
研究員のたのまるです
バドミントンだけに限らず、どんなスポーツでも大会や試合の出場することは、普段の練習の大きなモチベーションになります
だからこそ、出場する試合に向けて一生懸命に練習していることと思います
しっかりと練習をして、試合に向けた準備は万端! と、いう状態で試合当日・・・
全く実力を出し切れずに、勝てると思っていた相手にも負けてしまう
そんな経験はないでしょうか?
たのまるは身に覚えがありすぎます・・・
そんな時を思い返してみると、ほとんどの場合試合前の準備(ウォーミングアップ)ができていなかった、と感じています
・時間ギリギリに会場につき、着替えたらすぐに試合開始
・軽く基礎打ちはできたけど、試合までに時間があいてしまった 等々
心も体も全く準備ができていない状態で、試合に勝てるわけがないのです
自分への反省も含めて、試合前のウォーミングアップについて確認してみたいと思います
ちなみに、本記事に記載する方法は当然ながら全ての人に当てはまるものではありません
経験上効果があったメニューをまとめたものですので、一つの例として読んでもらえると嬉しいです
(参考)試合前の食事についての記事はこちら
バドミントンの試合前のウォーミングアップ(準備)
まず、試合前(運動前)にウォーミングアップをする目的は、
・筋肉の温度を上げることで試合開始からすぐに動けるようにする
・体を動かすことで試合への集中力(メンタル)を向上させる
・これらを行うことで試合中のけがを防止する
という事が挙げられます
これらの準備をすることで、心身ともに試合Verの自分になり、日頃の練習の成果を発揮することができるようになります
それでは、具体的にどんな準備をしておけばよいのかまとめてみます
1.軽いランニング
まずは、軽いランニングを5分程度行い、体をほぐしていきます
体(筋肉)が軽くあったかくなる程度でOKです
ランニングの場所がない場合は、縄跳びをゆっくり行っても同じような効果が見込めます
注意点としては、ランニングのスピードを速くしすぎないことと長い時間走り続けないことです
体内に蓄積されているエネルギー(グリコーゲン)を無駄に消費してしまうことになります
2.動的ストレッチ
次に動的ストレッチを5~10分程度行います
動的ストレッチの種類は数多くありますが、だれでもできて簡単なものに「ラジオ体操」があります
このラジオ体操の動きは非常によく考えられていて、正しい動き方で最初から最後まで行うことで全身の筋肉を動かすことができます
そのほか、時間の余裕に合わせて動的ストレッチを行います
個人的にわかりやすくて参考にしているサイトです
3.試合に近い動き(フットワーク)で仕上げ
全身の筋肉を動かし、筋肉の温度がある程度上がってきたら、さらに運動の強度を上げていきます
メンタルの面でもバドミントンの試合への集中力を上げるために、試合に近い動きを行うことが効果的です
スペースがあればですが、
・横方向のフットワークをある程度試合に近いスピードで行う(20秒×3セット)
・スマッシュに近い素振りを連続で行う(10回×3セット)
等が効果的です
動きが入ってきたり、ラケットを使用するため、周囲に危険を与えないような場所を選び、試合中と同じ強度まで行います
筋肉の温度と心拍数の上昇が重要です
4.シャトルを打てるなら
大会によってはシャトルを打つ時間がある場合があると思います
シャトルを打つことができる場合は、それまでに上記の1~3を行い、筋肉の温度と心拍数を上げた状態で打ちます
ドロップやプッシュなどの単独のショットの練習もダメではないのですが、なるべくなら
・ドロップ交互
・スマッシュ交互
など、フットワークの要素も入れた練習を行います
動きを入れることで、より試合中の状態に近い状態に持っていくことができます
メンタルの面でも試合への集中力が高まっていきます
5.試合までの間
ウォーミングアップが終わって試合まで時間があるときは、なるべく体を冷やさないようにすることが大事です
体が冷えないように、服装に気を付けたり、軽く体を動かし続けるようにしましょう
試合直前にはフットワークを行うなど、しっかりとした準備が試合中のコンディションに大きく影響します
補足
ストレッチには先ほどの動的ストレッチのほかに、関節の柔軟性を高めたり、筋肉を伸ばすような静的ストレッチがあります
この静的ストレッチは、普段の関節の可動域の向上や柔軟性の向上には効果があるといわれていますが、試合の前にやりすぎることで運動のパフォーマンスが落ちるという考え方もあるようです
ついケガの防止に、と考えて静的なストレッチを行ってしまいますが、試合前のウォーミングアップという観点では動的ストレッチをお勧めします
まとめ
バドミントンの試合前のウォーミングアップは
・5分くらい軽いランニング
・5~10分くらいで動的ストレッチ(ラジオ体操など)
・フットワークや素振りなどバドミントンの動きを取り入れる
・シャトルが打てるときはなるべく動きを入れた練習を
・体を冷やさない
ここまで読んでくれた皆さん、ありがとうございます!
試合の前にここまで準備をすることは、大事なのはわかっていながらもなかなか難しい事です
それでも、これらの準備ができていることは、試合に臨むにあたって身体的なアドバンテージのほかに精神的な余裕も与えてくれます
自信を持って試合に臨んでください
余談
人それぞれいろいろな考えで練習したり試合に臨んだりしていると思います
今回紹介した内容が、すべての人に当てはまるとは考えていませんし、もっと効果的なものもあると思います
本記事は、たのまるが実際に試してみて、実際にいいと感じたウォーミングアップのメニューになります
まったく、ウォーミングアップなんて考えたことがなかったという人の参考になればうれしいです
【バドミントン】初心者用ラケットの定番!ナノレイ250(NANO RAY250)の使用感をレビュー
2021.5.16更新
ナノレイ250が廃版になってしまってましたので、後継のナノフレア200のレビューもどうぞ
研究員のたのまるです
今回は、バドミントンの初心者・入門者が最初に手にするのにちょうどいいラケット、ヨネックスのナノレイ250を借りることができたのでレビューを残します
バドミントンでもほかのスポーツでも、最初に使う道具はその後の上達やそのスポーツの楽しさを体感するうえで本当に重要だと思います
でも、そんな重要な道具選びも、選び方を間違えると「うまく扱えなくてつまらない」、「なかなか上達しない」という悲しい状況になってしまいます
初心者こそ正しい道具を選ぼう!をコンセプトにレビューを記します
バドミントンの初心者がラケットを選ぶときにまず参考にしてほしい記事です。
ナノレイ250(NANORAY250)レビュー
【Yonex公式サイト】
http://www.yonex.co.jp/badminton/racquets/nanoray-250.htmlwww.yonex.co.jp
基本スペック
素材:カーボンフレーム+高強度カーボン
高弾性カーボンシャフト+X-フラーレン
内蔵T型ジョイント
重さ:4U(平均83g)
グリップ:5 or 6
カラー:ディープブルー、パールレッド、ホワイト/ライトピンク
推奨張力:17~22(lbs)
推奨ストリング:【ハードヒッター】強チタン(BG65TI)、【コントロールプレーヤー】飛チタン(BG68TI)
シャフトの柔らかさ:柔らかめ
スイングバランス:ヘッドライト寄りのイーブン
といろいろ書きましたが、初心者(特に中学生や女性)が最初に使うラケットに最適な性能です!
試打してみた感想
今回はクラブに練習に来ていた中学生が持っていたものを借りて基礎打ちをしてみました
使用したラケットはグリップ5Gでグリップテープを1枚巻いたもの
ガットのテンションは20ポンドくらいとのこと
ドロップ・カット
最初にドロップから打ちましたが、さすが重さが4Uのラケットだけあって軽いです(自分が中学生の時に使いたかったな)
打った感じは玉持ちがよく面が安定していて、とても柔らかいショットが打てます
プッシュ ・プッシュレシーブ
ラケットの軽さとヘッドライトの取り回しの良さで非常に扱いやすいです
シャトルをはじいて返すというよりは、一度ラケットで落ち着かせて押し出すという感じが近いと思います(感覚的な表現ですみません…)
クリア
普段少し硬めのラケットを使っているため、このナノレイ250は軽く遠くまで飛んでくれます
ラケットが助けてくれる感じを実感できます
スマッシュ
柔らかめのシャフトなので、強打すると少しボヤっとした感じになります
ただ、あくまで普段の硬めのラケットと比較するとという程度です
貸してくれた中学生(女子)も親が使っているナノフレア800(シャフトはかなり硬め)と比べると断然ナノレイ250の方が打ちやすいと言っていました
(ちなみにこの中学生は小学生のころから県大会の上位の選手です)
ヘアピン
ヘアピンの場合、ガットのテンションくらいしか打球感の違いが判らないのですが、普通に打ちやすいです
まとめ
今回ナノレイ250を試打してみて特に印象に残ったことは
・軽くて振りやすい!
・シャフトが柔らかめでクリアも飛ばしやすい!
・初心者(女性や中学生)が始めるときにちょうどいいラケット!
・私が中学生の時にあったら使いたかった!
以上、参考にしてみてください
2021.5.16更新
ナノレイ250が廃版になってしまってましたので、後継のナノフレア200のレビューもどうぞ
他にも、
の記事もどうぞ。
【シャトル】バドミントンのシャトルの番号はどういう意味?飛び方が変わる?
研究員のたのまるです
バドミントンの競技用のシャトルが入っている筒のふたに「3」とか「4」の番号がついていると思います
今回は、この数字の意味を紹介します
バドミントンのシャトルについている番号の違いは、飛び方の違い!
クラブで練習をしていて、「なんか今日はエンドラインを超えるアウトが多いな~」、「シャトルが重く飛びが悪く感じる」など
違和感を感じることはないですか?
おそらく、気温に対して使うシャトルが合っていないことが原因です
シャトルについている番号は、温度表示番号(通称 飛び番号)といい、使用する気温によって使い分ける必要があります
シャトルの温度表示番号の数字が大きくなるほど飛びやすくなり、水鳥製のシャトルでは番号が1つ変わると約30cm飛距離が変わります
30cm飛距離が変わると、クリアやスマッシュなどを打つ時の感覚は大きく変わります
シャトルの番号ごとの適応温度はこちら
各メーカーで若干設定が異なっています
よく大会で使用されるYonexは以下のとおり
2 27~33℃
3 22~28℃
4 17~23℃
5 12~18℃
ゴーセンは以下のとおり
2 28~32℃
3 23~27℃
4 18~22℃
5 13~17℃
同じシャトルを使用すると気温が高いと遠くまで飛び、気温が低いと飛ぶ距離は短くなります
そのため、夏場は気温が高く飛距離が出るので、飛びにくい2番を使用
冬場は気温が低く飛距離が出なくなるので、飛びやすい5番を使用する
など気温によって使い分けます
なるべくなら3とか4くらいの環境でバドミントンを楽しみたいものですw
実際、練習では3か4を使うことが多い気がします
大きな大会では試し打ちによって使用するシャトルを選んでいる
日本バドミントン協会の競技規則では大会時におけるシャトルの選び方を次のように規定しています
第3条シャトルの試打
第1項
シャトルを試打するには、プレーヤーはバックバウンダリーライン(コートのエンドライン)上に打点が来るようにして、全力のアンダーハンドストロークで打つ。
シャトルは上向きの角度でしかもサイドラインと平行になる方向で打ち上げられるものとする。
第2項
正しいスピードのシャトルとは、バックバウンダリーラインの手前530mmから990mmまでの範囲内に落ちたものをいう。
つまり、
コートのエンドラインからネットを越える方向に思い切り打ちあげ、反対側のエンドラインの手前530mmから990mmまでの範囲内に落ちたものを適したシャトルとするという意味です
あまり大きな大会に出たことないので、この光景は見たことがなかったのですが、準備の段階で行われているのかもしれません
まとめ
・シャトルについている番号の違いは飛び方の違い
・番号が大きいと飛びやすくなる
・暑いときは飛びやすいので、飛びにくい小さい番号のもの
・寒いときは飛びにくいので、飛びやすい大きい番号のもの
・大会によっては試し打ちをして使う番号を決めてる
練習ではあまり贅沢は言えないけど、なるべくなら飛び方が合ったシャトルを使って練習したいものです
とくに、大会前の練習では大事になってくると思います
バドミントンの試合前日や試合当日の食事の注意点など(スポーツ全般に使えます)
研究員のたのまるです
バドミントンの大会がせまってくると必ず考えるのは、試合当日はベストのコンディションで迎えたい!という事ではないでしょうか?
今回は、試合で実力を少しでも発揮するために、試合の前や試合当日の食事について確認してみたいと思います
(参考)試合前のウォーミングアップについての記事はこちら
badminton-step.hatenablog.com
バドミントンの試合が近づいてきたらどんな食事がいいの?
まずは、日頃から栄養バランスの良い食事をとる
当然のことですが、試合前ではなくても日常生活での食事は栄養のバランスがとれた食事をすることが大切です
バドミントンはかなりハードなスポーツなので、通常の練習後でも筋肉はかなり疲労し、ダメージを受けています
なので、できれば練習後30分以内にバランスのとれた食事をとるか、間に合わなければプロテインなどでタンパク質だけでもとることをお勧めします
もちろんプロテインだけで済ませずに、しっかりとした食事をとることが大事です
タンパク質や糖質の吸収には、いろいろな栄養素を一緒に取ることが必要になります
体重の減量を考えすぎて必要な栄養素まで取らないでいると、ダメージを受けた筋肉の補修が行われず、トレーニングの効果が出ないどころか逆効果になってしまいます
試合の2,3日前から試合前日の食事は炭水化物と水分の割合を増やす
試合の2、3日前になったら、バランスの良い食事をベースにして、消化の良い炭水化物(ごはん、うどん等)の割合を増やしていきます
糖質を多めにとることで、筋肉、脳、神経のエネルギーとなるグリコーゲンを体内に蓄積させていきます
糖質をエネルギーにかえるのを助けるため、豚肉などに含まれているビタミンB1もとるといいと思います
その代わりに、脂質や食物繊維が含まれるおかずの割合を下げます
脂質は消化に時間がかかってしまうことと、食物繊維はおなかにガスがたまりやすくなるためです
それから、食中毒などの可能性を避けるため、刺身などの生ものはできるだけ避けたほうが良いです
そのほか、電解質を含んだ水分(ポカリスエットやアクエリアス等)やビタミンを含んだ果物もこまめに補給しておきます
試合当日は炭水化物を中心にした食事にして、食べるタイミングを気をつけよう!
試合当日は、できるだけ普段から食べ慣れた物を食べるといいです
試合だからと張り切って、普段食べないようなものを食べるとかえって体の調子が悪くなることがあります
試合開始時間の大体3時間前には食事をとり終えたいところです
朝10時からの試合であれば、7時には食事をとります
食事の内容は、基本的には炭水化物中心でおかずは少なめにします
試合開始までに1〜2時間しかないよって場合は、おにぎりや油をあまり使っていないパン、ブドウ糖が含まれるゼリー飲料、スポーツドリンク等、なるべく吸収が早いもので炭水化物を摂取しましょう
試合開始の時点で、おなかの中は空っぽ、でもエネルギーは満タン!の状態が理想です
水分補給は試合開始の1〜2時間前に200〜500mlくらいのスポーツドリンクを数回に分けて飲み、その後もこまめに補給しましょう
気温や湿度によっても必要な水分量は変わってくるため、状況に合わせて調整してください
夏場の暑い時期には、特にも水分と一緒に塩分や炭水化物などのエネルギーを補給することが大切です
試合後はからだの回復のため炭水化物、タンパク質、クエン酸をとろう!
試合後は、体に蓄積した疲労を回復させることが大切です
そのため、試合後のなるべく早いタイミングで炭水化物と水分を補給し、また、栄養バランスのとれた食事をしっかりととり心身の疲れを回復させます
試合後は筋肉の修復のため、たんぱく質やビタミン、ミネラル等をバランスよく含んだ食事を意識してとります
例えば、試合後すぐに100%のオレンジジュースや、ブドウ糖が含まれるゼリー飲料、バナナなどをとればグリコーゲンの回復も効率よく行われます
まとめ
・日頃からバランスの良い食事を心がける
・試合の2~3日前から炭水化物の割合を増やす
・試合当日は炭水化物中心の食事をタイミングよく!
・試合後のからだの回復にも気を配って!
これまで食事の注意点について書いてきた本人が言うことではないけれども、試合が近いからと言って、食事だったりをあまり気にしすぎると、かえって緊張して前日の夜に眠れなかったりといった不具合が起こることもあります(経験談)
なので、基本的には普段食べているもので、少しだけご飯の割合を増やしてみたり、という程度でもいいのかなと思っています
皆さんが試合当日ベストコンディションで、実力を発揮することができたらうれしいです!!
(参考)試合前のウォーミングアップについての記事はこちら
badminton-step.hatenablog.com
バドミントンの初心者(中学生 男子)はどんなラケットを選べばいいの?おすすめは?
研究員のたのまるです
今回は、中学校の部活からバドミントンを始めた男子中学生がどんなラケットを選べばいいのかを紹介していきます
店に行くと20,000円以上するラケットから10,000円以下のラケットまで本当にたくさんのラケットが並んでいて迷うと思います
バドミントンを競技として頑張ろう!と思ったときにラケット選びは結構重要です
特に男子は、見た目もかっこいいラケットを使ってみたくなるものです
でも見た目だけで選んで自分に合わないラケットを使っていると、無理に飛ばそうとして肩を痛めたり、思ったように打つことができなくて楽しくなくなってしまうことも…
せっかくバドミントンを始めた中学生が、ラケットが合わなかったなんてことでバドミントンを楽しめないのは、本当に残念なことです
↓以前、初心者がどんなラケットを選んだらいいのかというテーマで、一般的な選び方を書いているので参考までに
badminton-step.hatenablog.com
男子中学生が選ぶべきバドミントンラケットとは
これから、たのまるが考えるラケットの選び方を書いていきます
軽め、フレームの硬さは標準、イーブンバランスのものを
最初に断っておきますが、一般的な大人と比較してまだ筋力がそこまで強くない初心者という前提で話しています
当然すべての男子中学生に当てはまるわけではないですし、男子中学生に対する偏見だと感じられてしまった場合は申し訳ありません
まずラケットの重さに関しては、競技用であればどれでも軽いのですが、もし選べるのであれば3Uか4Uの軽めのラケットを選んでみてください
最初のうちは、正確なスイングでしっかりシャトルを打つことがたいせつなので、扱いやすい軽いものがいいと思います
次にシャフトの硬さは、標準に近いものがいいです
シャフトが柔らかいラケットは、ラケットのしなりを使って軽い力で遠くまで飛ばすことができます
シャフトが硬いラケットは、面の安定性はありますがしなりが使えないため、タイミングを外すと遠くまで飛んでくれません
無理に飛ばそうとしてスイングが崩れたり、肩を痛めてしまったりする可能性があります
男子の場合は、筋力が強くなっていく時期でもあり、正確な打ち方をマスターすればあまり柔らかいラケットでなくてもよいことがあります
ただし、上級者用の硬いラケットは一度打ってみればわかりますが扱いが難しいです
スイングバランスは、ラケットの重心がどこにあるかで決まりますが、まずは中間付近のイーブンバランスのものをお勧めします
ヘッドライトのものは、ラケットの取り回しがとても楽で扱いやすいです
逆にヘッドが重いラケットは、力が強い選手がスマッシュを打つと、重く沈み込むようなショットを打つことができます
ただ、力がない選手だとラケットを振り切れなかったり、細かいスイングの調整ができない可能性があります
そのためはじめはイーブンバランスのものをお勧めします
おすすめのラケットはヨネックスのアストロクス55とアークセイバー2i!
Yonexのアストロクス55はスペックとしては、重さが5Uと軽くシャフトの硬さは標準に近いラケットです
【Yonex公式サイト】
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グリップの太さも5U5、5U6の2種類がありますが、グリップテープで調整できるので、細めの6の方を選んでOKです
他にもYonexのアークセイバー2iもおすすめのラケットだと思います
【Yonex公式サイト】
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ガットのテンションは18~20ポンドでOK!
ラケットを購入するときにガットを張ってもらいますが、テンションが高すぎるとスイートスポットが狭くなってしまうため、しっかり打てないうちはうまく飛んでくれません
また、ラケットの種類ごとに張り上げれるテンションが決まっているので、メーカーのホームページなどで確認してみてください
上で紹介した2種類のラケットは、18~20ポンドくらいで張り上げて使うのがちょうどいいと思います
グリップテープを巻こう!
購入した新品のラケットのグリップは、黒いラバーグリップが巻かれていますが、このまま練習に使うことはありません
各メーカーが出しているグリップテープをラバーグリップの上から巻き付けて使います
人によっては太さの調整のためにアンダーラップというものをラバーグリップに巻いてからグリップテープを巻く場合もあります
たのまる研究員もアンダーラップで調整しています
公式サイトだと単品での紹介ページがないので、
下にグリップテープとアンダーラップの紹介をしますが、正直、近くのスポーツ店などで買うことができればインターネットで買うよりも送料がかからない分安く買えますのでご注意を!
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まとめ
初心者の男子中学生がバドミントンラケットを買うなら
・軽く、硬さは標準付近、イーブンバランスのラケットを
・アストロクス55、アークセイバー2iがおすすめ
・ガットのテンションは18~20ポンドでOK
・グリップテープを巻こう
自分にピッタリのラケットを選んで、楽しいバドミントンライフを!